2012年5月23日水曜日

5月21日の大學堂

おとついの店長とめ。

おとついは久しぶりの店長でした。
朝から日食を楽しみにしていたのですが、雲がおもくてかけらもみえませんでした。
ちぇー。
くさくさしながらも大學堂へ。

この日は、かしら店長の「みやまの日」で、みやま市特産品展が店先に並びました。
日本で原材料から作っているのはここだけ!という和ろうそく、日本ではここだけ!という100%天然樟脳などなど、他ではなかなか手に入らない品物がずらり。花火やあめがたも必見。
通りすがるお客さんは興味津々な様子で手にとっていました。
あめがたが余ったら貰おうと思ったけれど、全部売れてしまっていました~。
ちぇ~。

お母さんふたりがいらっしゃって、大學丼をしてくれました。
聞けば70代なのだそう。
さいしょやり方を聞いて、おもしろいわねえっときゃぴきゃぴしながらどんぶりを作ってくださって、すごくうれしかったです。
お年寄りのお客さんは、システムを聞くと倦厭してしまうかたが多いからです。
まるで少女のようなお二人は、楽しそうに食べていらっしゃいました。

そして、この日はとめのダイガクキャフェテリヤでしたので、気合いを入れて珈琲を入れました。
豆は高知県のはなればなれ珈琲さんから輸入いたしましたもので、とてもよいものです。
気合いを入れてハンドドリップいたします。

さて、とある珈琲を飲みにいらしたお母さんは、わたくしと同年代で、6か月の赤ちゃんをつれていました。
きゅるるぅん、という効果音が聞こえてきそうなくらいに、かわうい赤ちゃんでした。
目が離せませんでした。
お子さん連れのお母さんなど、一休みできるところがないと、ほんとうに大変だろうなあ、とおもいました。
子どもの味覚の話から、瓦礫受け入れどうなんだという話まで、おしゃべりに突き合わせてしまって休憩できなかったかもしれません。反省。

4時から「芋ロック」が始まるので、ぼちぼち準備をしていると、珈琲を飲みにキャリアウーマンなお客さんがいらっしゃって、例によっておしゃべりいたしました。
きっかけは忘れてしまったのですが、今の時代には何が足りないのかという一大議論に発展しました。子どもたちの夢の上位に「お金持ち」などという単語が出てくるのはなぜなのか・・・。
とりあえずこの日の結論として、足りないのは  手 ご た え (!) ということに落ち着きました。
かなり確信を付いているとおもうのですが、いかがでしょうか。

さて、相変わらずおもしろい大學堂ですが、この日は旦過の一大イベント「芋ロック」がありました!
これは、谷本仰さんとフクヤマワタルさんという二大音楽家が、芋ロックを片手にロックを流しまくるしゃべりまくるというイベントです。担当はまおう店長で、チラシは★子店長。
毎回コアでハードでクールでノンメジャーな音楽が鳴り響きます。今回のラインナップのうち私が聞いたことのある音楽は、ビートルズの「Fool on the hill」だけでした。音楽をまったく知らないとめですが、 それでもいろいろおもしろくて目と耳が離せません。
たぶん、お二人が話す様子がアツいからだとおもいます。このふたりがこんなにも言うのならば、その曲はすごいにちがいない!
イベントではお二人が打ち合わせなしに、その日のテーマと、何より相手が出す音楽に時に合わせ時に対抗しながら状況依存的に音楽としゃべりを展開していきます。お二人によると、これはほぼ即興音楽と同じであるということでした。かっこいいなあ。
ちなみにこの日のテーマは「いろんなことがあるけれど、生きてることは軟水温泉よ(ハート)」でした 。

タンゴの最終形態などを耳で味わいつつ、音楽に対する情熱を堪能しました。