2014年2月27日木曜日

やねはく春の企画展
「よしこさん七色の花」
だれもがみていた夢
いつのまにか忘れてしまった想いで

2014年3月3日〜5月10日[入場無料]

門司港長門屋よしこさんの初の展覧会がいよいよ3月3日から、約2ヶ月の会期でスタートします。よしこさんが書きためてきた150作をこえる作品を、旦過市場大學堂2階「屋根裏博物館」に展示しました。初期の作品から最新の大作まで、よしこさんの絵画の軌跡を一望できる貴重な機会です。ぜひお越しいただきご覧下さい。


◆よしこさんの作品の多くは、サインペンやボールペンなどの日常的な画材によって描かれています。画面いっぱいに踊る自由な筆致と、緻密で鮮やかな色彩が生み出す独特な世界は、観るものを魅惑し、そして、どこか懐かしい気持ちにしてくれます。それは、この豊かな幻想世界が、よしこさん自身の野山や海で遊んだ、幼い頃の記憶から生まれているからなのかもしれません。

◆よしこさんの膨大な数の作品では、さまざまなモチーフが取り上げられています。それらは、およそ時代順に「子どもと動物たちの物語」「花と少女の夢世界」「街と旅の幻影」「海と野山の収穫祭」の4作品群に分類されます。

◆本企画展では、それぞれの作品群から選ばれた秀作を、月ごとに一部を入れ替えながら、できるだけたくさん観ていただきたいと考えています。また、本企画展のために制作された、よしこさんにとって初の試みとなる大型作品を、会期中に特別公開いたします。

◆よしこさんは語ります。「描きたいものを描いて、いろんな人に観てもらい、喜んでくれれば私も幸せ」。ここにある作品のひとつひとつが、絵を描かずには生きていけない、よしこさんの想いの結晶です。屋根裏博物館の壁一面に咲いた七色の花の中から、あなたの春の幸せをみつけて下さい。

2014年2月16日日曜日

月曜日ご注意下さい!!!

2/17は講演会のため14:00閉店です。
合格芋もお休みとなります。ご了承下さい。
安納芋も時期的にそろそろ終わりになると思います。
まだの方は是非是非ご賞味下さい☆
 
講演会は自由参加・聴講無料なのでお時間のある方は
よろしければお越し下さい。


 
【北九州市立大学環境ESDセミナー3】

「北の果てから南の島まで、地球を旅する物語」


■2014年2月17日(月)

15:00-17:00「講演会」北九州市立大学 A-101教室 [聴講無料]

19:00-21:00「討論会」旦過市場・大學堂 [ミールシェア]



[講演内容]

● 石川直樹(写真家 冒険家)

高校2年生のときにインド・ネパールへ一人旅に出て以来、2000年に北極から南極まで人力で踏破するPole to Poleプロジェクトに参加。翌2001年には、七大陸最高峰登頂に成功。その後も世界を絶えず歩き続けながら作品を発表している。私たちの身体が極限の自然を経験した時に見えるもの、旅に出て美しい風景を見たり、自然の恵みをいただくことの喜びについて語る。


○ 企画 山口未花子 (北九州市立大学地域共生センター)

○ 進行 竹川大介 (北九州市立大学文学部)

2014年2月12日水曜日

金曜日のカレーちゃん


2月7日(金)にデビューした、大學堂の新名物「金曜日のカレーちゃん(仮)」。

市内にある障がい者作業所発、おいしさへのこだわりを貫いて作り上げたスパイスの効いた本格カレーを大學堂で販売するプロジェクトである。

ここの作業所がつくるカレーは、通常レトルト・パックの商品として、市内のデパートなどに卸されている。扱われているのは、地元・小倉南区の平尾台山麓で育てられている高級ブランド牛「小倉牛」を使用したビーフ・カレーなど数種類に及ぶ。

今回、大學堂で毎週金曜日に販売するのは「チキン・カレー」。ルーには、チキンをはじめ、野菜とたくさんのスパイスが溶け込んでいて、とても濃厚かつ複雑な味が作られている。

おなじみ白い丼ごはんの大學丼(200円)へのトッピングのひとつとして、大學堂の店頭で「チキン・カレー」(300円)を販売する試みだ。ごはんとカレーを合わせるとワンコイン価格。

大學丼+金曜日のカレーちゃんのメリットは、大學丼同様、旦過市場のおいしいおかずをお好みでトッピングできるところだ。

「今井商店」のロースカツと「かしわや黒瀬」のからあげをちょっとずつ+温泉卵


大學堂斜め向かいの「今井商店」のサクサク「ロースカツ」(150円)や「エビフライ」、「カキフライ」(70円)、市場内5~6軒がそれぞれ違う味を提供する「から揚げ」などカレーへの組み合わせは自由自在。だいぶんお腹いっぱいになってしまうので、食べ過ぎにはご用心だが。

ぜひ、みなさんにこの新しいカレーの奥深い味とトッピングの自由度の高さを味わってほしいと思う。市場×カレー。まだまだ未知の可能性が無限大だ。

菊陵中学校の職場体験学習@大學堂


2月4日(立春、とっても寒かった!)、毎年恒例、菊陵中学校の職場体験学習が旦過市場でおこなわれた。

市場の各店舗に、1~2名ほどの中学生が入り、一緒に仕事をするのだ。市場の通りは、がんばる中学生たちによる呼び込みのかけ声であふれる。

菊陵中学校は、旦過市場からは歩いて20分ほどのところに位置する公立の中学校である。
旦過市場は地元の市場として、職場体験実習の受け入れを担っている。

われわれ大學堂も毎年数名の実習生を受け入れている。今年は、菊陵中学1年生のシオとモリのふたりが、一日大學堂店長として職場体験をおこなった。

アルパカ店長から味噌汁の作り方を教わるシオとモリ

最初は緊張していたシオとモリだが、味噌汁を作ったり、お米を炊いたり、と大學堂の通常業務をたどたどしくも真剣に取り組んだ。

一通り準備が終わったら、こたつで休憩。しかし、「早くお客さん来ないかな」と、待ちきれない様子のふたり。平日の大學堂は、お客さんはあんまりどしどし来ないけどな、まあ、のんびりしいていいけどな、と思っていたそのとき。

正午をまわって、6名の団体さんがやってきた。大學丼をめざしていらっしゃった旅の方たちだ。東京から来たという。「お、お客さんです!」とはりきるふたり。6名分の大學丼と味噌汁を出し終わると、ふたたび、「大學丼やりたいんですけど」の声。「お、お客さんです!」、今度は5名の団体のお客さんだった。

その後も、大學丼を求めるお客さんの来店が続き、大學堂はしばし大賑わいとなった。たくさん働きたいと思ったシオとモリが、お客さんの流れを呼んだのではないだろうかと思った。それを伝えると、「そんなあやしいテレパシーは出せませんよ!」とふたりは否定していた。ともかく平日にはない混雑ぶりだったが、シオとモリのあかるくてきぱきとした動きにたすけられ、お客さんたちに大學丼と味噌汁を提供することができた。

旦過市場を歩いて見つけたマイクロトマトを自慢するモリとシオ


お店が繁盛したおかげで、お昼ごはんが遅くなってしまったが、大学生店長は中学生が家から持ってきた創意工夫あふれるお弁当を分けてもらい、中学生は大学生が日頃食べているまかないご飯、大學丼を分けてもらい、みんなでお腹いっぱいごはんを食べて満足した。

15時に実習は終了した。「大學堂にもっといたい」といってくれたシオとモリ。大學丼だけではなく、安納芋の焼き芋、大學堂名物・合格芋も店頭販売した。

今回大學堂に配属されたふたりは、「まじめにあそぶ」、という大學堂の大学生店長を一日観察するという、変わり種の職場体験ができたのではないかと思う。また、気が向いたときに大學堂に寄ってほしい。店長はいつでもできるよ!


十日ゑびす


1月10日は、十日ゑびすの日。
旦過市場を行列が通るのは、夕方ぐらいだった。

もうすぐ美人の行列が来るぞ。
カメラを持った人もチラホラ。

しかし、いつもとかわらず、大學堂の縁台では、将棋の真剣勝負がおこなわれていた。



吉勝鮮魚店があるT字路の方から、「ヨイヨイヤー」のかけ声が聞こえる。
しばらくして、大學堂の前を足早に通り過ぎていく十日ゑびすの行列。



商売繁盛を願って練り歩く、年明け小倉のまちの風物詩。
あちこちで「ヨイヨイヤー、ヨイヨイヤー」。


日本髪の美人たちが駆け抜けていった後。
将棋の勝負は変わらず続けられていたのだった。