2010年11月24日水曜日

インターナショナルスペースin大學堂<11月22日の記録>

店長:りょーま

今週もやってきました月曜日。
毎週1度きりの大學堂リョーマの日。

地元民ばかりの客を想定して「北九州街表現」のイベントを勝手に開催しようと準備していたのですが、実際にやってきた客層はインターナショナル!
国際色豊かなお客さんが多かった。

午前中、エイチさんが手伝いに来ている間に、まず1組目のインターナショナルな団体さん到着。
九州大学ビジネススクールの方々で、中国・韓国・バングラディッシュなど各地から留学してきた方々ばかり。
大學堂と北九州のことを簡単に説明し、さあ大學丼を楽しんでもらおうと思ったのだが、大半の方々が弁当持参で来られていて、ほぼ味噌汁しか売れなかった。

次のインターナショナルな客は、エイチさんが帰ってしまった直後にやってきた。
シンガポールからやってきた4人組で、市場の食材をいろいろと買い込んでは大學堂で食した。
鯨ベーコン、ふぐ刺し、ゆで蟹、おでん、揚げ物一式、稲荷、かまぼこ―。
英語で「りょーまも一緒に食べよう!」と誘われたが、そのときすでにある常連さんからいただいたおでんのせいでお腹いっぱいになっていたため、食べられなかった。

シンガポールからの客が帰った直後、今度は台湾からの3人組がやってきた。
一見おとなしそうに見えたのに実はパワフルそのもの。
女子大生らしいが、とにかく元気いっぱいでなぜかりょーまのことを知っているらしく、数多くの記念写真を撮っていった。

そして、彼女たちが去るか去らないかというときに、今度はインドネシアから来たという日本語ペラペラの客がやってきた。
別に大學堂には興味ないけど、りょーまに何か聞きにきたらしい。
結局、りょーまを質問攻めにして記念写真を撮り、たまたま来店してきたりょーまの常連と意気投合して去っていった。

そうして少し凪な時間が訪れ、いつもの常連客や日本人観光客の方々とゆっくりおしゃべりしていると、今度はインターナショナルではないけど物凄い親子がやってきた。
感性無限、自由奔放、そして天真爛漫!
畳の上を駆け回りりょーまに襲い掛かる兄弟と、ゆで蟹を一心不乱に食しながら面白い感性を披露し続けてくれる母。

お・も・し・ろ・い!!!

聞けば三重から来たというが、いったいなぜ大學堂に?
すると、兄弟に押しつぶされているりょーまに向かって、一心不乱に食していたゆで蟹をいったん置いて母が答えてくれた。
「(大學堂常連さんからの)紹介で!」
実はこの前日、その常連さんに連れられてディープな北九州見物ツアーをやったらしいが、兄弟のあまりの元気さに当てられたその常連さんがダウンしてしまったという。

でも、病院通いのついでにやってきたその常連さんとりょーまが後で意見一致したところによれば、何やかんやで「本当の元気さ」をもらえたよね、ということ。
きっとそういうことなんだろう(笑)

何かが起こる月曜日!
何も起こらなくても何かを起こしてしまう月曜日!!

来週はプロジェクター祭り。
北九州発祥五輪競技祭等を企画しています。
どうぞ、気軽にお越しください。

2010年11月16日火曜日

イベント盛りだくさん<11月15日の記録>

店長:あぐり、りょーま


今週もやってきました月曜日、11月15日。

本日はいつもの月曜日店長:りょーまの他に、あぐりが店長に入った。
あぐりは、その名の由来が農業―アグリカルチャから名づけられたというだけあって、食物に詳しい。
もちろん味噌汁を作る腕も一級品で、あぐりの味噌汁は客に非常に好評だ。

さて、そんな11月15日月曜日の一日は、北九州中央卸売市場青果隊による試食会から始まった。
試食会の最中、大學堂は事実上、試食会のために全てを解放しているので開店休業状態なのだが、代わりに青果隊が持ち込んだ美味品が多数楽しめる。
15日の目玉は焼き芋で、屋久島の原種に近いサツマイモを使用した焼き芋に舌鼓。
思えば4個も食べてしまった。

青果隊が正午に撤収してようやく大學堂本格開店。
一番来客の多い11時台を逃したので、いくら物好きがたくさん来る月曜日とはいえ今日はそんなに売れないだろう。
と高をくくっていたら、午後3時までの間に客が殺到。

話を聞けば、観光雑誌を見てやってきたという観光客やりょーま&あぐりの知り合い・常連の他に、月曜日を目当てにやってきたという客も多々―。
また、来週の企画イベントのプレ用に作ってきたパワーポイントが開けず、仕方なく流した先週の続きの「世界最高峰プロスポーツ動画集」が大好評。
アイスホッケーやハンドボールはあまり反応なかったが、野球、卓球、バドミントン、バレーボール、競輪、大相撲への客の反応は鋭いものがあった。
何より観た人が自分の言葉で語って、新しいダイナミズムを生み出すのが楽しい。
結局、午後3時までに大學丼・味噌汁ともに売切れてしまった。

16時からは谷本さんと高岡さんによる大學堂ライブコンサートを開催。
2人の息の合った演奏と流れ行く客のリズミカルな反応―。
これぞ、ライブ!
これぞ、音楽!

寒い寒い一日だったが、大學堂は相変わらず最高に熱い一日だった。

何かが起こる月曜日!
何も起こらなくても何かを起こしてしまう月曜日!!

来週は「北九州の街を表現する」という、ちょっとアートな催しを開催する予定です。
北九州を語りたい人、北九州の街(小倉・門司・戸畑・若松・八幡など)を語りたい人、そういう人は遠慮なくやってきてください。
大學堂で月曜日店長:りょーまがお待ちしております。

☆ショッタノンド・ダス 日本ツアー2010 in 北九州☆ ~インド・ベンガルの風、バウルのうた~


☆ショッタノンド・ダス 日本ツアー2010 in 北九州☆
~インド・ベンガルの風、バウルのうた~

バウルの歌はユネスコの「人類の口承および無形遺産の傑作」
に宣言された、ベンガル地方の伝統音楽です。

日時:11月19日(金) ①14:00〜 ②16:00〜

ところ:@大學堂(北九州市小倉北区魚町4丁目4-20 旦過市場)
http://www.daigakudo.net/

参加費:おひねり(愛の喜捨)

出演:Satyananda Das & Hori Dasi (ショッタノンド・ダス&ホリ・ダシ)
☆ ショッタノンド・ダス(うたと演奏と踊り)
インド西ベンガル州バンクラ県出身。多数の偉大な先人の詩や、自作の詩を、
伝統に基づく多彩な独自のメロディーで歌い発表するなど、作曲家としても定評がある。
神秘的で深淵なバウルの哲学の持つ豊かな精神世界を表現する、
そのメロディアスで広い音域を持つ歌声は、「魂の歌声」とも評され、
ダイナミックでかつ繊細な踊りとともに多くの人を魅了し、
インド国内のみならず、海外にも根強いファンを持つ。
【海外公演歴】
WOMAD Festival (英国)、聖なる音楽祭(ドイツ)、Mime Festival(韓国)、
奄美皆既日食音楽祭、はこだて国際民俗芸術祭(日本)
Sydney Writers Festival (シドニーオペラハウス、オーストラリア)など。

☆ホリ・ダシ(伴奏と語り)
福井県出身。2003年1月より渡印。バウルの音楽とその哲学に魅せられて、
そのままインドに在住。2004年にショッタノンド・ダスと結婚し、
インド西ベンガル州バンクラ県にあるノバーション・アシュラムにて
ショッタノンド・ダスとともに、ホリポド・ゴスワミ氏に師事。

♪ 音楽的には歌中心ですが、
エクタラ(一弦琴)、ドゥギ(小さな太鼓)、グングル(足につける鈴)、
コロタール(小さいシンバル)、
アノンドロホリ(小型の太鼓に弦を貼りはじくバウル特有の楽器)
ドータラ(4~5弦の小型の三味線系弦楽器)、
コンジョリ(タンバリンのような太鼓)、
などの演奏と、踊りもあります。

●バウルとは・・・
現在のインド東部とバングラデシュ地方にまたがるベンガル地方には、
ヒンドゥ教、イスラム教、仏教の影響を受けつつも、
それらには属さず、町や村を転々として、歌い、踊ることを修行とする人たちがいます。
彼らが大事にするのは、神(心の人)が住む場所としての人体。
バウルは音楽や詩だけでなく、
こうした既成の習慣からの脱却という点においても賞賛を受けています。

☆小さなお子様から、御年配の方まで、どなたでも楽しめる音楽です♪
インドからの風を感じて、楽しい時間を過ごしましょう!


2010年11月8日月曜日

怒涛<11月8日の記録>

店長:りょーま


今週もやってきました!
1週間に1度の「月曜日りょーまの日」。

今日はプロジェクターを使ってゆっくりとプロスポーツについてお客と語らおう。
アイスホッケーやら公営競技やらプロ野球やら卓球やらバドミントンやら―。
そんな風に考えていたら―。

今日は開店直後からドッと人が押し寄せてきました。

東京・広島・徳島・熊本・埼玉・福岡・ドイツ・台湾・韓国・タイなどの遠隔地からの旅行客、雑誌の取材、そして月曜日に集う常連客が一気に来店された。
もちろん市内からお初のお客さんも来られたり、月曜日にのみ執り行われる隠れイベントを期待してやってきた新規の方もいらっしゃったりしました。

とにかくものすごい人波が大學堂を襲い、独り店長のりょーまはテンテコマイで、あまりの注文の多さと客対応にパニック寸前となり発狂しそうになりました。

さすがの月曜日店長もここで倒れるか?

りょーまが作業に忙殺されながらも勝手にそう逡巡していたら、心優しいお客様たちが次々とりょーまの手伝いをしてくれたり、励ましてくれたりしてくれました。
何も言わないでも勝手にお箸を他のお客様のもとにも配ってくれる少年、配膳から回収まで手伝ってくれた数人のお兄様・お姉様たち、店番をしてくれた常連のおじ様―。
皆様のご協力のおかげで、今日一日を乗り切れました。
失礼かもわかりませんが、この場をお借りしてお礼を申し上げます。

それから常連客の方が数名、「日本一面白くて楽しい、りょーまのやっている月曜日の大學堂」ということで、それぞれ数人のお知り合いを連れてきてくれました。

その後、スポーツ上映会では、アイスホッケーの反応はいまいちでしたが、卓球・野球・競輪・競馬の上映はなかなか評判良かったです。
お客さんや市場の人々がスポーツをツールに語ってくれるのがすばらしいですよね。

ちなみに、本日の雑誌の取材では、りょーまと同じ年のノリの良い編集者さんと一緒に「世界一色彩豊かな大學丼」を作ってみました。
もしその編集者さんの上司の機嫌が良ければ雑誌に載ります。
楽しみにしていてくださいね。

何かが起こる月曜日
何も起こらなくても何かを起こしてしまう月曜日

来週は、月曜日店長りょーまがお贈りする、「北九州の街」を表現するイベントのプレ実験を軽くやった上で、谷本氏・高岡氏による演奏会が大學堂であります。
前者は参加無料・予約不要で、後者は予約不要ですが投げ銭制ですので、よろしくお願いします。

来週の月曜日もかなり楽しいですよ!!

2010年11月4日木曜日

月曜アート<11月1日の記録>

店長:りょーま


11月1日は西日本最大規模を誇る北九州中央卸売市場の方々が大學堂にやってきての実演販売の日。
早朝から人がわんさかやってきては、うまそうなものを堪能していた。

その後、午後から計画していた「転寝会」の準備を開始しようとしたところ、ある取材記者がやってきて「今日の大學堂には何かイベントがあるんですか?」と聞いてきたので、真面目に「転寝会をやります。日々の疲れをとり、寝不足気味な現代社会に警鐘を鳴らすべく、癒されるイベントとして企画しています。良かったら一緒にこの畳の上でごろ寝しませんか?」とお答えしたところ、この記者、文字通り目が点になっていた。顔に「何も理解できないので何も聞きません」と書いてあった。
啓蒙するつもりはないけど、アートとかアカデミックとかいう部類のものを一般の人々に理解してもらうには、もう少し噛み砕いた表現が必要だと痛感した。

そうこうしていると、「月曜日店長:りょーま」を目当てにやってきたというお客さんが現れた。
「転寝会」に参加したいらしい。
やっぱりわかる人にはわかるようだ!

そうして始まった「転寝会」!
ところが、しばらくするとまたも「月曜日店長:りょーま」に会いたいというお客さんがやってきた。
しかも五月雨式に次々とやってきた。

野球談義がしたい人、ネタが欲しい人、絵画の話がしたい人、軍事の話がしたい人、金融の話がしたい人、美味について話したい人、宇宙談義がしたい人、映画の話がしたい人、久しぶりにりょーまに会いたくなった人―。

いやあ、本当によくやってきた。
おかげであまり「転寝」できなかったけど、それはそれで楽しかった。

夜には「街じゅうアート」の打ち上げの集合場所として大學堂を指定してもらった関係で、大學堂にアートな方々が大集合!
作家さん、キュレーター、アートな卵な方々―etc。

りょーまが「転寝会を実践している途中です」と言うと、彼らは口々に「面白い!アートだ!」とのお答え。
やっぱりわかる人たちにはわかるようだ。

そんなちょっと不思議な月曜日。
ご興味のある方は怖がらずに一歩踏み出してみませんか?

大學堂でお待ちしております。