2013年12月28日土曜日

孫次凧せいぞろい


年末の大學堂は、鮮やかな色とりどりの凧に占拠された。
この凧の名前は孫次凧(まごじだこ)。
北九州市戸畑区在住の竹内義博さんが作っている。

海から吹きつける北九州の風は強い。
そのため昔から凧作りは盛んだったらしい。
現在の北九州の海浜部といえば、工場地帯の煙突が目立っているという印象だが、実は凧あげをして遊ぶ人らがいるという、ほがらかな風景もかつてはあったのだ。




孫次凧の特徴は、凧としてよく飛ぶというだけではなく、絵柄のデザインのシンプルなおもしろさ、色使いが挙げられる。

和紙に描かれるのは、セミや河童、武者やフグ、フクロウや虎などさまざまである。どの凧の表情もどこか憎めない感じの愛嬌に満ちている。飛ばしたときに陽の光りに透けて鮮やかに青空に映えるよう工夫されている。外で飛ばした孫次凧は、ステンドグラスのように輝くらしいのだ。

来年の干支、馬も人気である。お雛人形の凧もかわいらしい魅力を放っている。

孫次凧によって明るく彩られた大學堂。正月準備で賑やかしい市場の往来。はやく来い来いお正月、という気持ちがわき起こってくる。ぜひご覧あれ。

「大學堂・年末特別メニュー」(12月27日~31日まで)
■ぜんざい 300円
■甘酒 200円
■合格芋 300円 (4コセットは、1,000円)
■はなればなれ珈琲 300円

「孫次凧」
■凧(大) 5,000円
■凧(中) 3,000円
■凧(小) 1,000円~
■モンパ凧 1,500円
■通信凧 400円
ほか