2010年2月20日土曜日

2月19日(金) 店長:しゃれめ

ゆきおです。

 今日は10時になっても大學堂が開いていなかったので事務所に鍵を取りに行った。
お味噌汁にしゃれめがなにか大きな葉っぱを入れていたので、「それはなんという野菜?」と聞くと愕然とされた。それはほうれん草だった。料理される前のほうれん草を初めてみた。しょうがはみてわかった。あともうひとつは長細い緑の野菜。見たことはあったけれど名前をどうしても思い出せなかった。しゃれめに言われて市場を見て回った。見つけた。でも『一束100円』としか書いていなかった。大學堂にもどってもう一度その野菜を見ると思いついた。アスパラガス!!
 今日は肉の日で大學堂の前には長い列が。しゃれめが何度も「すみません。間口はあけてもらえませんか」と言っていた。行列のお客さんの小さい男の子が休憩をしに大學堂に入ってきた。あられを食べて、PCで遊んでいた。PCはまたもネットにつながらない。帰るときに「いってきます」と言っていた。かわいらしかった。その子のお母さんは「まるで家の中にいるみたいね」と言っていた。
 エイチが来た。写真会の写真を見て、大學丼を食べていた。
 
 いつも来るというおじさんが来た。私は初めて会った。料理をいろいろ教えてもらった。
・今の時期はふきのとうがいい。30cmくらい上から塩を振っててんぷらにする。
・いわしや白身をてんぷらにする。ただのてんぷらではなくアーモンドをてんぷら粉の上につける。そうすると外はカリ!中はふんわり。になる。くさみも消える。スナック風になる。おかずにもお酒のつまみにもなる。
・ピーマンをあまずとマヨネーズで食べたら美味しい。

・ご飯は下から上にまぜる。


途中でもうひとりのおじさんが話しに加わった。

・”とうば”は料理の下に敷く葉っぱで皿代わりになる。腐らない。東北や広島でとれる。

・さんしょ(ぬかみそにいれるやつ)をきめの細かい網に広げて干す。棒でごりごりして粉にする。香りがいい。生臭さを消す。自分で作ることに意義がある。

・かきの葉をほす(どうばる・彦山でとれる)
山の中の奥にある。小倉にもあるけど汚染されている。
彦山の山の中に入道草がある。臭い。でもあせもにいい。

・どくだみはお風呂に入れたり、食材に入れる。塩分や毒など余分なものをとってくれる。

・トリヤスはからあげ(?)

・ヨモギの葉は止血にいい。タバコの葉でもできるが、痛い。

彦山もどんどん汚染されてる。だからほとんど田舎。広島の三次。
山の中には村の人しか入らない。また取れるように取り過ぎない。
下手したら腕っ節やられる。番犬がいる。訓練されていて敷地からは出ない。村の人と仲良くなればいい。

・エアガンで鳩(?)

若いころのお話を聞いた。
18歳のときにアメリカに行って大佐の親戚の娘さんに出会った。そして結婚。日本ではお父さんに言われて工務や建築の資格をたくさんとっていたので技術は持っていた。アメリカでの資格は持っていなかったため、資格を持っている人を2,3人雇い、会社を設立した。アメリカと日本の技術の違いについてまとめた。儲かる方法を考えた。どんどん儲かった。大きな家を一軒買えるくらいになり、奥さんの家族も住まわせた。ある日、家具を買いに奥さんが出かけた。車が一杯になるまで買った。その帰り道。奥さんは帰らぬ人となった。大きなトラックにはねられて何十メートルも飛んだ。奥さんは会社の社長ということになっていた。弁護士を雇い、後は任せた。奥さんがいなくなってしまってはもうアメリカにいる意味は無いと思い家も財産も会社の株もおいて日本に帰った。

自分と同じような年代でそんなことが起こるだなんて信じられなかった。



最初は料理の話だったのにどんどん話が飛んでいって、途中何を話しているのかよく分からなくなった。
私もよく話が飛ぶけど、こんなに話が飛んでいったのにはびっくりした。でもこれが普通なのかもしれないと思った。



続く