2011年6月13日月曜日

〈つながり方〉を考える一日

先週のゼミでの卒論構想発表でみんなに意見をもらい、
だいぶん骨組みがみえてきた。ので、
「今日は大學堂に行って、いろいろふくらみをもらおう」と、
何日かぶりの梅雨の晴れ間、自転車をこいで大學堂へ向かった。

***

朝からとっても気持ちよく大學丼の準備ができた。
というのは、最近、テーブルの上に、
きのこがコップに挿しているお花があるから。
そしてなんといっても、
前回の店長が、畳の上や台所をきれいにして帰ってくれていて、
清々しい気持ちで店長に入ることができたから。
前回の店長できれいに片付けしてくれた人、とってもありがとう^^




今日のはじめのお客さん、京都の山登り帰りのおばちゃん4人組が来店。

本日は「黒豆みそ汁の日」。
去年、若宮で若宮農民組合のよし子さんとわたしの友だちと
みんなで育てた黒豆を使ってつくった、黒豆のみそ。
とってもおいしく熟成されてきたので、その黒豆みそに、
江里口さんで買った朝どり玉ねぎと、吉崎さんで買った揚げを入れた
黒豆みそ汁をつくりました。

手づくりみそでつくったみそ汁を人に出せるって、うれしいことだな。

山登りのおばちゃん4人組から
「おいしいけど、ちょっと薄いわね~。あとひとさじよ」
とご指摘&お褒めの言葉をいただきました。




今日は一日、きのこと、卒業生で自然農塾帰りの野良と、
東京からの出張ではじめて旦過・大學堂に来た、うださんと、
たくさん話をした。

うださんは、いわゆる「途上国」の手芸品を日本で売る会社で働いていて、
働きながら感じている疑問を話してくれた。

「食」をめぐる「生産者」と「消費者」のつながりを、
大きな問題意識として抱いているわたしは、うださんの話がとっても興味深かった。

きのこも野良も、「食」のことについて思うことがたくさんあるから、
とても濃い話ができた。

うださんは「生産者」と「消費者」の垣根をとっぱらう一つのとりくみとして、
うださんの出身地である岡山の「コタン」というすてきなお店のことを紹介してくれた。
「コタン」は、お店のお兄さんが一つひとつつくった人がわかる、
大事につくられたものを置いているお店で、ぜんぶ量り売り。
「コタン」と別に、「コタン」のものを使っているカフェだったり、
無農薬栽培の農場があったり、つながってるお店がそれぞれある、ということ。
http://themarket.co.jp/index.html
話を聞いていて、足を運んでみたいな~と思わされた。
おもしろいお店があちこちにあるって、いいかたちだと思う。

***

うださんは旦過市場も大學堂もすっごく気に入ってくれて、喜んでいた。
そんなに喜んでもらえて、わたしもうれしかった。


あぐり



みんなでお茶をのみながら食べた、
ふゆる座・きょうこさんのお菓子。
抹茶と黒豆、シナモンとくるみ、かぼちゃとレーズン
の蒸しケーキに、黒ゴマクラッカー。
おいしい素材からていねいにつくられたお菓子は、
とっても幸せな味。