2009年12月5日土曜日

12月4日の大學堂



日の大學堂のお昼どきは、大學丼のお客さんでとてもにぎわいました。みなさん、昨日の毎日新聞夕刊で大學丼の記事をみつけてさっそくやって来てしまったという、好奇心の強い方々です。

直感をはたらかせて面白いことを探しに来たお客さんたちは、わくわくうきうき、さっそくどんぶりを片手に旦過市場に繰り出します。

「ここで出会ったのも縁ですね」と、初めて合うお客さん同士が意気投合し、「1人より2人、2人より3人で協力して作るのががお得みたいですよ、わたしたち、いっしょにいろいろな種類のお刺身を買って分けましょう!すてきな海鮮丼ができると思うの」と、すばらしいご意見。

そうです、いろいろな種類のおかずを味見できて、安く作るには、数人で協力するのが一番。あっという間に、お刺身たっぷり自慢のオリジナル海鮮丼のできあがり。「これで600円に足らないのよ」とお客さんもびっくりでした。

「ぬかだき」をチョイスされたお客さんは、食べてみてこのお店の味が気に入ったわと、おみやげにも買いに走っていらっしゃいました。しかし、なんといっても今日の一番人気は「胡麻サバ」!脂ののった旬のサバのお刺身、しかもリーズナブル、旦過ならではのおかずです。他にも、牛肉のたたき丼や穴子蒲焼き丼などなど、とてもおいしそうなどんぶりが次々と作られていきました。お客さん同士、自分で作った自慢のどんぶりを見せ合い食べながら会話がはずみます。



方には、『nasse』の取材を受けました。1月に発行予定の観光ガイドブック(フリーペーパー)に旦過市場の特集のひとつとして大學堂と大學丼が紹介されます。ダイガクどんも、ばっちりポーズをきめました。

取材に来たお二人が作ったのが、写真のどんぶりです。「牛肉のたたきと白子」に、アクセントとして「しそ巻き天とぬかだきたまご」があしらわれたこのどんぶりは「ぜいたく大人どんぶり」と名付けられておりました。ぜいたくなのに、値段は500円ちょっとという、すばらしさ。ぬかだきたまごは、「二人で分けたいんです」と、お店の方にお願いすると、半分に切って、そのままどんぶりによそってくれました。見た目も味も大満足のどんぶりになりました。

ところで本日の大學丼日替わりおつゆは、旦過市場ならでは四種の旬のきのこみそ汁でした。一杯百円というスペシャルプライス。原木なめこ、本しめじ、えのき、そしてしいたけです。出汁はこんぶといりこ。味噌は、豊津で活動されているひとくわ農場もぐさんのところで、大學堂メンバーが米麹づくりから教えてもらった手作りお味噌です。

大學堂は、旦過市場に集まるおいしいものをお客さんやそれぞれのお店の人たち、たくさんの人たちと食べて語って楽しむことができる場所だとしみじみ思った今日の店長きのこでした。

そうそう、今日の大學丼のお客さんに、「わたしはオリーブオイル・ソムリエです」というイタリア語の先生がいらっしゃいました。北九州には一人しかいないという、オリーブオイル・ソムリエ。食の世界はまだまだ奥深いという衝撃でした。