2015年3月2日月曜日

「織」ワークショップ開催しました

2月28日(土)、3月1日(日)名古屋女子大学の堀祥子さんを講師にお迎えしての織のワークショップでした。
14時から1時間くらいの予定でしたが、みなさん織りはじめるとやめられなくなって気がつけば16時・・・。「織り物は中毒性がありますよ」と笑顔の堀さん。



まずは、持参した洋服を裂いていきます。ハサミでチョキチョキ切るも良し、ちょっと切り込みを入れてから手で裂くも良し。
「太さはどのくらいですか?」
「あ、切れちゃった」
なんて言葉が飛び交いながら、にぎやかにスタートしますが、だんだんと作業に夢中になっていきます。気がつけば、さっきまでTシャツやズボンだったものが長い長いヒモ状に変身します。それをクルクル巻いて糸玉にしたら、織りの開始です。



織りの作業工程はシンプルです。縦糸をはって、その縦糸に横糸を上下交互に通していくだけです。このシンプルな作業を続けていくと、だんだんと何かが完成していくというところが、何かを刺激して、脳の中に気持ちいい成分をピューピュー出すのではないかと思います。ふと気がつくとみなさん黙々と作業を進めています。


裂いた布の特徴や、織る人の特徴によって、同じ工程なのにできあがってくる布の表情が全く違います。最後は、他の人の作品に感心したり、自分の作品のことを話したり。みなさん、素敵な作品なんだけど、自分では「ここをこうすれば・・・」みたいなところがあるみたいで、さっそく次に作るときのお話をする人も。





大學堂での初めての織り物のワークショップ、楽しんでいただけたようです。
3日まで2階の屋根裏博物館で堀祥子さんの作品展を開催中です。ワークショップに参加できなかった人も、シンプルで奥深い織り物の世界をのぞきにきてください。