2010年4月14日水曜日

4月14日(火) 店長 リンク&ミンミン

 今日の店長は、リンク&ミンミン。にんじんとたけのこの味噌汁を作り、リンクが、インド雑貨を売りました。お得意様のちりんちりん豆のおばちゃんが、今日も元気に味噌汁を注文してくれ、「たけのこが!こんなに入って!なんと100円!」と近所で言ってまわってくれました。佐川のお母さんから、「おばちゃんが言うてまわりようけ、お客さんいっぱいくるよー、忙しなるよー!」と笑われましたが、佐川のお母さんの予言は、見事的中し、てんてこまいの一日になりました。

 本日一組目のお客さんは、宗像から遊びに来た、デイサービスのおばあちゃんたち。好きなお総菜を買ってきて、大學堂でご飯と味噌汁と一緒に楽しんでいました。10人くらいで来られていたので、みんなでお総菜を少しずつ分けて、カナッペからイチゴまで、市場の食材を満喫していました。「昔は、市場とかによく遊びに来てたけどねー」と懐かしそうに話し、小倉城見物に出かけていきました。
それからも若いカップルや女性のグループがかわるがわる大學堂にご飯を食べに来てくれ、ご飯を食べる暇もない、という風情でした。忙しいのも大変ですが、「飯を食ってる暇があったら、一匹でも魚を売りたい」という気分で、市場らしくて楽しいです。

 NHK福岡放送の取材もあり、一息ついた3時頃、やってきたのは、長さ70センチくらいの黒い箱を持った男の人。箱の中身は、4種類のリコーダーでした。いじめや引きこもりの経験から、自分が好きなリコーダーの音色や音遊びを通して、たくさんの人を元気づけたいと思い、リコーダーの演奏とリコーダー教室の活動を始められたそうです。今では、北九州だけでなく、東京や三重などでも講演と演奏会をされているようでした。お話を聞いていると、ガラスの向こうに、きらきらした目で箱の中のリコーダーを見つめる男の人が。目があうと、大學堂に入ってきて、リコーダーをのぞき込んでいました。「私もケーナとか、南米の音楽をするから、気になっちゃって」と、3人でしている南米音楽のグループの話をしてくれました。「もう、踊りも本気で、衣装もすごいから。最初は、衣装見ただけでびっくりされるよ。頭とか羽だし。この前も老人ホーム行って演奏したよ。」とジェスチャーを交えて話してくれました。お年寄りも、膝や手でリズムをとってノリノリだったそうです。いつかリコーダーと南米の楽器でセッションしたいね、と話していました。もしかしたら、大學堂で実現するかも。この、先の読めない展開が大學堂のすごいところです。    
 
 リコーダーの活動をしている原田さんは、その後、大學丼をして、お刺身とから揚げ丼をおいしそうに食べていきました。
 
 今日は、お客さんも多かったですが、近所のお店からもたくさん味噌汁の注文をいただきました。もしかして、ちりんちりん豆のおばちゃんのサブリミナル効果?